お知らせ

脳神経外科:顔面けいれん(ボツリヌス毒素療法について)

 顔面けいれんとは、多くの場合は目の周りの筋肉が勝手に動いてしまうことで発症し、時間の経過とともに症状が徐々に下方に広がって頬周囲や口周囲、更には首周囲の筋肉までが自分の意思とは無関係に収縮してしまう疾患です。
 安全性及び有効性の観点からボツリヌス毒素療法が治療として広く受け入れられており、第一選択の治療として導入されることが多くなっています。ボツリヌス毒素療法は、顔面けいれんが生じている部位に筋肉を麻痺させる薬剤を直接投与する治療法で、高い有効性が認められており、個人差はありますが一回の投与で3ヶ月前後の効果が持続します。
 この度、当院脳神経外科では、いずれの外来日(月金土)でもボツリヌス毒素療法が施行可能となりました。もし気になる症状を認めていたり、すでに診断を受けている場合でもなかなか症状がうまくコントロールできなかったりしている場合は、いつでもご相談ください。