がんセンター

がんの治療について

がんの治療

当院で対応する主ながん

肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、肝・胆・膵がん、腎・尿路がん、前立腺がん、婦人科がん、頭頸部がん、血液がんなど

5大がんのうち乳がんについて

当院では、5大がんのうち乳がんについては専門的な診断・治療を行っておりません。専門的な診療が必要な場合には、藤田医科大学病院をはじめ、患者さんのご希望等を踏まえて適切な医療機関をご紹介します。

手術療法

 当院では、外科、呼吸器外科、泌尿器科、婦人科などの各診療科において、がんに対する手術療法を行っています。手術部には11室の手術室を備え、患者さんの病状やがんの種類に応じて治療方法を検討し、身体への負担の軽減を図る低侵襲手術にも取り組んでいます。ロボット支援手術では、da Vinci(ダ・ヴィンチ)およびhinotori(ヒノトリ)を導入し、外科、呼吸器外科、泌尿器科、婦人科で手術を行っています。 



薬物療法

  当院では、各診療科において、患者さんの病状やがんの種類に応じた薬物療法を行っています。
外来で治療を受ける患者さんのために、10床の外来化学療法室を設置し、安全に治療を受けていただける体制を整えています。
治療にあたっては、医師、看護師、薬剤師などの多職種が連携し、患者さんの状態や治療内容を確認しながら治療を行うとともに、副作用への対応や療養生活の支援にも取り組んでいます。

放射線療法

 当院では、高精度放射線治療装置「Versa HD1台を設置し、がんに対する放射線治療を行っています。
患者さんの病状やがんの種類に応じて治療計画を作成し、正常な組織への影響をできるだけ抑えながら、がん病巣に放射線を照射する治療を行っています。
また、腫瘍の形状に合わせて放射線の強さを調整する強度変調放射線治療(IMRT)や、病変に放射線を集中的に照射する定位放射線治療などの高精度放射線治療にも対応しています。




緩和ケア

 緩和ケアについて
緩和ケアは、がんに伴う痛みや息苦しさなどの身体的な症状だけでなく、不安や気持ちのつらさ、生活上の心配など、患者さんやご家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげるためのケアです。当院では、がんの診断時から治療中、療養中まで、患者さんの状況に応じて緩和ケアを受けられる体制を整えています。

緩和ケアチーム

 当院では、がん患者さんやご家族のさまざまなつらさに対応するため、緩和ケアチームを設置しています。緩和ケアチームでは、医師、看護師、薬剤師などの多職種が連携し、主治医や病棟スタッフと協力しながら、痛みなどの身体症状や不安などの精神的なつらさの軽減、療養生活の支援を行っています。必要に応じて、入院中の患者さんに対して専門的な緩和ケアを提供しています。 

緩和ケア外来

 当院では、がん患者さんの身体的・精神的なつらさに対して、専門的な緩和ケアを提供するため、緩和ケア外来を週2日(月曜日・水曜日)実施しています。緩和ケア外来は、外科および総合診療科の医師が担当し、患者さんの症状や療養上の困りごとに応じて診療を行っています。また、当院で治療中の患者さんだけでなく、他の医療機関でがん治療を受けている患者さんについても、紹介を通じて受診できる体制としています。必要に応じて、緩和ケアチームやがん相談支援センターなど院内の関係部門とも連携しながら支援します。 

神経ブロック

 当院では、がんに伴う痛みに対する治療の一つとして、麻酔科において神経ブロックを実施しています。薬物療法だけでは十分に痛みを和らげることが難しい場合などに、患者さんの症状や全身状態を踏まえて適応を検討し、必要に応じて神経ブロックによる疼痛緩和を行います。 

緩和的放射線治療

 当院では、がんによる痛みや出血などの症状を和らげることを目的とした緩和的放射線治療を実施しています。
患者さんの症状や全身状態を踏まえ、放射線治療科と関係診療科が連携して治療を行います。 

緩和的IVR

  当院では、がんに伴う出血などの症状を和らげるため、必要に応じてIVR(画像下治療)を実施しています。
 IVRは、画像診断装置を用いて体内を確認しながら、カテーテルなどを用いて行う治療です。患者さんの症状や病状に応じて、放射線科と関係診療科が連携して治療を検討します。

がん相談支援センター

がん相談支援センターは、がんの治療や療養生活に伴う不安や疑問、困りごとについて、患者さんやご家族と一緒に考え、解決のためのお手伝いをする相談窓口です。
当院に通院・入院中の方はもちろん、他の医療機関にて治療中の方や地域の方々、どなたでも無料でご利用いただけます。

専門の医療ソーシャルワーカー(MSW)がお話を伺います。

当がん相談支援センターでは、主にMSWが皆様のご相談を担当しています。

そのため、直接、医学的な診断や治療方針のご提示をすることはできませんが、まずはどのようなお悩みや疑問をお持ちか、丁寧にお話をお伺いいたします。

ご相談内容に応じて、当院の医師や看護師をはじめとする多職種(医療チーム)と連携し、情報を確認・整理した上で、皆様が納得して治療や療養生活に向き合えるようお手伝いいたします。

 

なお、患者さん個別の詳しい病状や具体的・専門的な診療内容については、直接お答えできない場合がございます。 お話をお伺いした上で、一般的な医学情報のご提示や、主治医へのお聞きになりたいことの整理、セカンドオピニオンのご案内など、次の一歩を踏み出すためのサポートをさせていただきます。


主な相談内容

 

1. 療養生活・日常生活について

治療を受けながら過ごす日々の生活や、体調・気持ちの変化に関するご相談をお受けしています。

・副作用や症状への対処:吐き気、だるさ、脱毛、痛みのケアなど

・日常生活の工夫:食事・栄養面の工夫、家事や外出時の留意点

・気持ちのつらさ・不安:気分が落ち込む、眠れない、誰にも言えない不安の吐露

・在宅医療・介護の準備:訪問診療、訪問看護や在宅環境の整備など在宅サービスの導入

 

2. 治療法や検査について

検査結果や治療方針について理解を深め、納得して治療を選べるようサポートします。

・主治医の説明の整理:「医師の説明が難しかった」「質問したいことを整理したい」

・治療の選択・セカンドオピニオン:セカンドオピニオンを受ける手続きや選び方

・がんの情報の探し方:信頼できる正しい医療情報の見極め方や調べ方

・緩和ケア:痛みや辛さを和らげるケア

 

3. 就労・学校生活(両立支援)について

治療と仕事・学業を両立できるよう、職場や学校との調整を支援します。

・仕事と治療の両立:休職・復職のタイミング、職場への伝え方、勤務形態の相談

・学業・学校生活の継続:復学への準備、学校への協力要請、友達や教員との関わり方

・両立支援プログラム:ハローワークや産業保健スタッフとの連携サポート

 

4. 医療費・経済面・社会保障について

治療にかかる費用や、利用できる制度について分かりやすくご説明します。

・高額療養費制度:医療費の自己負担額を抑える仕組みと申請方法

・傷病手当金:休職中の収入面を支える手当など

 

5. ご家族・周りの方のサポート

患者さんを支えるご家族・パートナー・ご友人のご相談も積極的にお受けしています。

・家族としての関わり方:本人にどう声をかけていいかわからない、接し方の悩み

・子どもへの伝え方:親のがんについて子どもへどう説明するか

・ご家族自身のケア:介護やサポートで疲れてしまったときのケアや相談先

AYA・妊孕性

 AYA世代(Adolescent and Young Adult:思春期・若年成人)のがん患者さんは、治療だけでなく、就学・就労、結婚、妊娠・出産など、年代特有のさまざまな課題を抱えることがあります。 
当院では、AYA世代の患者さんやご家族からの相談に対応し、必要に応じて院内の関係部署や専門の医療機関と連携して支援します。
また、がんの治療内容によっては、将来の妊娠・出産に影響を及ぼすことがあります。妊孕性(妊娠するために必要な能力)の温存を希望される場合には、治療開始前から主治医やがん相談支援センターへご相談ください。必要に応じて、妊孕性温存に対応する医療機関をご紹介します。

アピアランスケア

 がんの治療に伴い、脱毛や皮膚・爪の変化など、外見に関する悩みが生じることがあります。
当院では、こうした外見の変化に関するご相談に対応し、必要に応じて院内の関係部署や外部の支援情報をご案内します。 
外見の変化について気になることがある場合は、主治医やがん相談支援センターへご相談ください。

ご利用案内

対象者

当院の患者さん・ご家族、他院で治療中の方

地域にお住まいのすべての方
場所 1階 7番 がん相談支援センター内面談室
電話番号

0564-64-8800(代表番号)

「がん相談希望」とお伝えください。
対応時間 月~金:9001600
相談形態

面談、電話   【完全予約制】

プライバシーについて

相談内容の秘密は厳守いたします。

(主治医や関係部署と連携する際はご了承をいただきます)。
費用 無料

がんサロン

 当院では、がん患者さんやご家族が、療養生活に関する情報を得たり、同じような経験を持つ方と交流したりできる場として、がんサロンを実施します。 
がんサロンでは、患者さんやご家族が気軽に参加でき、日頃感じている不安や悩みを話したり、療養生活に役立つ情報を共有したりできる場づくりを行います。

がんサロンのご案内(PDF)


セカンドオピニオン

 当院では、現在の診断や治療方針について、他の医師の意見を聞きたい患者さんやご家族を対象に、セカンドオピニオン外来を実施しています。
セカンドオピニオンは、患者さんが納得して治療方針を選択するための参考として、当院の専門医が診断や治療方針について意見をお伝えするものです。
対象となる疾患、申込方法、料金、必要書類などの詳細は、下記をご確認ください。

[セカンドオピニオン外来について]
okazaki.fujita-hu.ac.jp/outpatient/second-op.html
 

地域医療連携

地域医療連携

 当院では、地域の医療機関と連携し、患者さんの病状や治療内容に応じた紹介・逆紹介を行っています。
がんの治療後も、患者さんが住み慣れた地域で安心して診療や療養を継続できるよう、かかりつけ医をはじめとする地域の医療機関と連携して支援します。
地域の医療機関から当院への紹介方法などについては、下記をご確認ください。

[当院へ患者さんをご紹介くださる医療機関の方へ]
okazaki.fujita-hu.ac.jp/for-medical/for-clinic.html
 

専門スタッフ・緩和ケア研修修了者

専門スタッフ

分野             主な専門スタッフ
がん薬物療法          医師、看護師、薬剤師
放射線治療              放射線治療医、診療放射線技師、医学物理士等
緩和ケア                   医師、看護師、薬剤師等
相談支援                   医療ソーシャルワーカー等


職種 専門資格
看護師 がん看護専門看護師
緩和ケア認定看護師/がん性疼痛看護認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師
手術看護認定看護師
摂食嚥下関係の認定看護師
薬剤師 がん薬物療法認定薬剤師
緩和薬物療法認定薬剤師

診療放射線技師

放射線治療品質管理士
放射線治療専門放射線技師
臨床検査技師 細胞検査士
国際細胞検査士
二級臨床検査士(病理学領域・循環器領域・消化器領域・体表領域)
認定輸血検査技師
認定サイトメトリー技術者
第一種消化器内視鏡技師

 

緩和ケア研修修了者

 当院では、がん患者さんに適切な緩和ケアを提供できるよう、がん診療に携わる医師等が緩和ケア研修会を受講しています。
[当院の緩和ケア研修会修了者一覧]

治験・臨床研究・研修・市民公開講座

治験・臨床研究

当院では、医療の発展や新たな治療法の確立に向け、治験・臨床研究に取り組んでいます。治験・臨床研究については、藤田医科大学の治験・臨床研究支援体制のもとで実施しています。 
岡崎医療センター | 治験依頼者の方へ | 藤田医科大学 治験・臨床研究支援センター

医療従事者向け研修

 当院では、地域の医療従事者を対象として、がん診療や緩和ケア等に関する研修会を開催し、地域におけるがん診療の質の向上に取り組んでいます。
開催する研修会については、ホームページ等でお知らせします。

緩和ケア研修会

当院では、がん診療に携わる医師等を対象とした緩和ケア研修会を開催しています。開催日時や申込方法などについては、ホームページ等でお知らせします。
※2026年度開催については、2026年8月11日に終了しました。

市民公開講座

  当院では、地域の皆さまにがんやその予防、治療、療養について知っていただくため、市民公開講座等を開催しています。
開催予定については、ホームページ等でお知らせします。
公開講座・出張講義・病院見学ツアー | 藤田医科大学 地域連携教育推進センター