当科(腫瘍内科)は、主に血液内科領域一般の診療を担当しています(外来は血液・腫瘍内科と表示しています)。日常診療でお困りになっている様々な血液学的な異常について対応させていただきますが、現在はスタッフ数が足りませんのでので、造血器腫瘍領域では急性白血病や高度の出血傾向を伴う疾患・病態には対応できません。
患者さんのご意向をお聞きし、最もよい治療法が選択できるようご相談させていただきます。また、外来へご紹介いただく際には検査結果(過去の診療結果も含めて)などもご持参いただけるようお願いいたします。
外来化学療法一般の管理も当科で行っています。
対応可能 疾患名
・貧血一般 ・種々の血球減少症、増加症 ・凝固機能異常症 ・造血器腫瘍(主にリンパ腫、骨髄腫、慢性白血病など。現在は急性白血病、高度の出血傾向を伴う疾患・病態には対応できません)
スタッフ紹介
教授 |
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教授紹介
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岡本 昌隆
教授
Masataka Okamoto
専門・実績
専門:一般臨床血液学、血液腫瘍学(主に悪性リンパ腫)
資格:日本内科学会認定内科医、指導医
日本血液学会専門医、指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
診療実績(2024年1月~2024年12月)
延べ外来受診数 | 4,257例 |
新規受診数 | 210例(院外紹介 90、院内他科依頼120) |
<主な新規診断・治療疾患>
急性白血病 | 11例(骨髄性 4*、リンパ性1*、急性骨髄繊維症1*、 骨髄異形成症候群からの進展5) |
慢性骨髄増殖性腫瘍 | 12例 (慢性骨髄性白血病 1、本態性血小板血症 9、骨髄繊維症1) |
相対的多血症(ストレス多血症) | 9例 |
骨髄異形成症候群/造血不全 | 23例 |
再生不良性貧血 | 2例(骨髄異形成症候群/再生不良性貧血型1) |
骨髄ろう(がん骨髄転移) | 1例(前立腺がん) |
リンパ腫 | 44例 (ホジキンリンパ腫 2、非ホジキンリンパ腫 42、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 16(精巣原発3を含む)、血管内大細胞型B細胞リンパ腫 4、中枢神経原発大細胞型B細胞リンパ腫6、濾胞性リンパ腫 7、辺縁帯リンパ腫5(節外性5)、マントル細胞リンパ腫 1、低悪性度B細胞リンパ腫 2、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫 1) |
慢性リンパ性白血病 | 4例(単クローン性B細胞増多症1を含む) |
リンパ節がん転移 | 3例(直腸がん1、乳がん1、肺がん1) |
反応性リンパ節炎 | 4例 |
後腹膜繊維症 | 1例 |
多発性骨髄腫 | 11例(MUGUS 6) |
原発性マクログロブリン血症 | 1例 |
多クローン性高ガンマグロブリン血症 | 6例 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 12例 |
偽性血小板減少症(EDTA関連) | 2例 |
巨赤芽球性貧血 | 2例(ビタミンB12欠乏 2) |
遺伝性球状赤血球症 | 1例 |
ヘモグロビン異常症 | 5例 |
鉄欠乏性貧血 | 9例 |
その他 | 伝染性単核症 2、サルコイドーシス 1、キャッスルマン病 1、寒冷凝集素症 1、凝固機能異常症(APTT延長ほか) 4(ループス・アンチコアグラント2)、好酸球増多症3 など |
<検査>
骨髄穿刺検査 | 約126件 |
骨髄生検 | 約30件 |
<化学療法>
血液・腫瘍内科入院 化学療法実績 |
延べ件数649件 |
<外来化学療法>
薬物療法室、化学療法延べ件数(全科) うち血液・腫瘍内科 |
延べ件数4,170件 延べ件数493件 |