血液・腫瘍内科

当科(腫瘍内科)は、主に血液内科領域一般の診療を担当しています(外来は血液・腫瘍内科と表示しています)。日常診療でお困りになっている様々な血液学的な異常について対応させていただきますが、現在はスタッフ数が足りませんのでので、造血器腫瘍領域では急性白血病や高度の出血傾向を伴う疾患・病態には対応できません。
患者さんのご意向をお聞きし、最もよい治療法が選択できるようご相談させていただきます。また、外来へご紹介いただく際には検査結果(過去の診療結果も含めて)などもご持参いただけるようお願いいたします。
外来化学療法一般の管理も当科で行っています。

対応可能 疾患名

・貧血一般 ・種々の血球減少症、増加症 ・凝固機能異常症 ・造血器腫瘍(主にリンパ腫、骨髄腫、慢性白血病など。現在は急性白血病、高度の出血傾向を伴う疾患・病態には対応できません)

スタッフ紹介

教授
  • 岡本 昌隆(化学療法室長)

教授紹介

  • 岡本 昌隆

    教授

    Masataka Okamoto

    岡本 昌隆

    専門・実績

    専門:一般臨床血液学、血液腫瘍学(主に悪性リンパ腫)

    資格:日本内科学会認定内科医、指導医
       日本血液学会専門医、指導医
       日本臨床腫瘍学会暫定指導医
       日本がん治療認定医機構がん治療認定医

診療実績(2021年4月~2022年3月)

延べ外来受診数 2,568例
新規受診数 251例(院外紹介 114;院内他科依頼 137)

<主な新規診断・治療疾患>
急性白血病 6例(骨髄性 5、リンパ性 1)*
慢性骨髄増殖性腫瘍 14例
(慢性骨髄性白血病 1、真性多血症 2、本態性血小板血症 11)
相対的多血症(ストレス多血症) 12例
骨髄異形成症候群 16例
再生不良性貧血 3例
骨髄ろう(がん骨髄転移) 4例
リンパ腫 41例
(ホジキンリンパ腫 1、非ホジキンリンパ腫 38、その他 2)
成人T細胞白血病リンパ腫 2例
慢性リンパ性白血病 1例
がんリンパ節転移 3例
サルコイドーシス 2例
成人発症Still病 2例
多発性骨髄腫(MGUSを含む) 18例
全身性アミロイドーシス 2例
鉄欠乏性貧血 14例
自己免疫性溶血性貧血 2例
巨赤芽球性貧血 3例
ヘモグロビン異常症 3例
特発性血小板減少性紫斑病 9例
凝固異常症 3例 ほか
*は他院へ紹介としました

<検査>
骨髄穿刺検査 約100件、骨髄生検 約20件