安全管理室

安全管理室長 挨拶

安全管理室長 早川 基治

藤田医科大学岡崎医療センターでは、1日に約600人以上の外来患者さん、約400人の入院患者さんが医療を受けています。付き添いの患者家族を含めるとさらに膨大な人数になります。すべての患者さんが安心して医療を受けられるように病院内のさまざまな業務に対して安全性を担保していきます。従って、その構成するメンバーは多職種で構成され、それぞれの専門的な見地より安全で円滑に業務が進むようにサポートしていきます。

主な業務内容
1)医療安全の確立のための対策
  岡崎医療センターでは、定期的に医療問題対策委員会や安全管理室会議、各部署の医療安全推進者を集めたセーフティマネージャー会を開催し、医療事故防止に関する対策の検討、立案、実施、履行確認及び医療安全情報の院内への周知を徹底しています。さらに、電子媒体を用いたインシデントレポートシステムを採用しており、このシステムからの報告をもとに、重要な事象に関しては事例検討会を開催しています。

2)医療安全管理研修会の開催
  藤田医科大学のe-ラーニングシステム「学びばこ」を利用して、全職員を対象とした医療安全管理に関する講習を配信して、医療安全教育の充実強化に努めています。受講は全職員が必須であり、参加率の向上に努めています。

3)各種マニュアルの整備
  病院で働く全ての職員が安全に関する知識を高め、病院のルールを理解し遵守するために、「安全管理ポケットBOOK」を携帯しています。その他、医療事故を防止するために、業務手順書やマニュアルなどを整備しています。

4)セーフティニュースの配信
 事故防止に役立つ情報や話題を配信するために「セーフティニュース」を定期的に発行しています。

安全管理室の紹介

安全管理室は医療上のエラーの速やかな報告を受け、その分析、解決策の立案を行ない、エラーへの対応のみならず、病院職員の安全研修を促進することも大きな役割です。

安全管理室の構成

安全管理室は、医療安全担当副院長を責任者として、医師、薬剤師、看護師、臨床工学技士、事務職員で構成されています。

目標理念

安全管理室では、個人とチーム全体でのチェック機能を高めることを目標としています。また、不幸にして医療事故が発生した場合は、個人の責任を追求する目的でなく、正確な情報収集、適正な分析から対策を講じて再発を防止することに務めています。

業務実績

 
2022年度 事例検討会等開催 回数
院内事例検討会開催 7回/年
医薬品医療機器総合機構への副作用報告 6件/年


2022年度 研修会等開催 参加人数
安全管理研修会(年2回) 第1回:900名
第2回:882名
医薬品安全管理研修会 900名
医療放射線安全管理研修会 544名
生体情報モニタ研修会 110名
除細動器研修会 75名